管理・お手入れ

植木の管理時期

植木の管理ってどうすればいいんだろう?   肥料はいつ与えるの?   剪定は何月にするの?

園芸書やWeb検索をすると、それぞれの木ごとに肥料の時期や剪定の時期が書いてあります。
剪定の時期は花が咲いたり実がなる木は、翌年の花芽を摘むことになりますので十分に注意を払う必要がありますが、施肥の時期はおおまかですが2パターンに分けられます。

* 常葉樹
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
剪定
肥料 有機質肥料 化成肥料

※この表は、目安です。堆肥・剪定は地域により若干異なります。

* 落葉樹
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
剪定
肥料 有機質肥料 化成肥料

※この表は、目安です。堆肥・剪定は地域により若干異なります。

肥料の時期は、木の特性で分ける

木は大きく分けて常緑樹と落葉樹の2つに分けられます。

常緑樹は冬も葉をつけている木で、シマトネリコ・ツバキ・ソヨゴなど。
落葉樹は秋に紅葉、冬には葉が落ちてしまい、幹だけになる木で、モミジやヤマボウシなど。

それぞれの地域や気候条件等により芽立ちの時期も違うので、
有機質肥料は寒い時期に、化成肥料は芽立ち前にあたえましょう!
ということなんです。サクラの開花前線を思い出してください。
九州と北海道では芽立ちの時期が随分違いますよね。

剪定時期が重要ポイント

そして大事な大事な剪定!

常緑樹の剪定

1)春に伸びた枝が固まる夏場
2)秋に伸びた枝が固まる冬場

落葉樹の剪定

落葉してから芽立ち前までに行います。

常緑樹、落葉樹に限らず、花が咲く木や実がなる木についてはご注意を!

花が咲く木は花が咲き終わった後、実がなる木は収穫後に剪定をします。
剪定の時期を間違えると、せっかくついた花芽を切り落とすことになります。

毎年花を咲かせるためには、花芽形成の時期(花芽が付く時期)がわかることが大事です。

ほとんどの花木は夏から秋にかけて来年開花する花芽をつけます。そして冬を越し花を咲かせます。
なかには今年伸びた枝に花芽を付ける木もありますので、木の特徴を知ることが第一ですね。

剪定は、伸びすぎた枝や混み合った枝を切り落とします。
剪定をすることで日当たり・風通しがよくなり、病害虫の予防にもなります。
厳寒期の剪定は避けて下さいね。切り口が若干枯れ下がることがあり、見栄えが悪いです。

剪定は時期を間違えると、花が咲かない、実が生らないことにつながるので、注意すること!

どうして剪定が必要なのか

庭木は野山の木と違って、生育環境が制限されていますので、庭の広さにあった樹形にする必要があります。そのために剪定をします。

主な剪定の方法として

1)庭木の高さを決める、芯止め剪定

(コニファー類、生垣、そのままにしていたら大木になる木)

2)枝葉の混み合っているところを間引きする、空(す)かし剪定

(モミジ類、ソヨゴ、シマトネリコなど、自然形の樹形の木)

3)接木された木の台木からでてくるひこばえを切る、ひこばえ剪定

(主に果樹類、花木類)

4)生垣や主に和風の木の枝造りのための、摘心剪定

(松、マキ、ツゲなど、玉造りの木)

庭木の仕立て方によりそれぞれの剪定の仕方が異なります。

現在、ガーデニング、洋風庭園で行われている剪定の仕方は主に芯止め剪定、空かし剪定が主です。
植木を選ぶときによく聞かれる質問で、『この木は生長したらどれくらいの大きさになりますか?』とありますが、庭に植える木は剪定をすることにより、その庭に合った大きさに樹木を整形することができます。

良い例として、京都のお庭を思い浮かべてください。
何百年も同じ姿を維持しているのは、やはり日本伝統の造園技術の賜物です。

四季の里では剪定・消毒などのお庭の管理、メンテナンスも安心です!

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イングリッシュガーデン、和風・洋風庭園、茶庭、どんな庭も、施工後のメンテナンスがあってこそ成長してゆくものです。

あなたのお庭が植物を大切にするイングリッシュガーデンなら春の害虫駆除、冬場の剪定・マルチング洋風庭園なら木々の絡みを大切に、和風庭園なら樹木一本一本を引き立る空間を生む作業を。

デザイン、施工した者だからこそわかる未来の絵、子供の成長を見守るように・・・。
お客様と一緒に庭造りを楽しむことが私たちの喜びです。